将棋やプログラミングもいいけれど――
じわじわ注目を集めているのが「囲碁」。
「難しそう…」と感じる方も多いと思いますが、実は子どもの集中力・思考力をぐんぐん伸ばしてくれる、まさに最強の習い事かもしれません。
囲碁マンガやアプリで気軽に親しみながら、囲碁の魅力をのぞいてみませんか?
我が家が囲碁教室を選んだきっかけ

きっかけは、ある週末のこと。
別のイベントで公民館を訪れたとき、ふと隣の部屋をのぞくと――
そこでは子ども向けの囲碁教室が開かれていて、子どもたちとおじいちゃん世代が向かい合って、楽しそうに碁を打っていたんです。
その光景を見た瞬間、なんだか心がふわっと動いたというか、「あ、いいかも」って直感的に思ったんです。
教室の雰囲気もとてもアットホームで、見学だけのつもりが、そのまま囲碁体験までさせてもらえることに。
子どもたちは初めて見る碁石に興味津々。
優しそうなおじいちゃんたちが、簡単なルールを丁寧に教えてくれて、「おっ、センスあるねえ!」なんて褒めてもらっていました。
そのときの子どもたちのちょっぴりうれしそうな顔。
「これはいい経験になるかも」と感じて、その場で入会を決めました。
今思えば、あの日ふらっと立ち寄ったのは、偶然じゃなかったのかも?と思うくらい、わが家にとって大きな出会いになりました。
囲碁で育つ3つの力
習い始めてから囲碁のメリットについて調べてみたら、子どもにとって良いことがたくさんあることがわかりました。
右脳が鍛えられる

囲碁は、広い盤上に、自由な発想で、それぞれ白と黒の石を交互にうっていきます。
- 陣地をたくさん取った方が勝ち
- 相手の石を囲むと取れる
学校では、算数や国語など「左脳」を使う学びが中心。
一方で、囲碁はイメージ力や直感力、ひらめきが求められる「右脳」を使うゲームなんです。
「どう打てば相手の石を囲めるかな?」「この石、守る?攻める?」と、頭の中で広がるイメージを頼りに進めていく囲碁。

考えるだけじゃなく、感じる・ひらめくが育つって、すごく貴重なことですよね♪
思考力・先を読む力が自然と身につく

囲碁教室の先生が、毎回のように子どもたちに伝えていることがあります。
それが「三手の読みを意識しよう!」という言葉。
これは、ただ目の前の一手を打つのではなく、三手先まで読んでから打つという考え方です。
つまり、自分がこう打ったら相手はどう返してくるか、その次はどうするか……と、先の先まで考えるクセをつけていくんですね。
最初は難しく感じても、子どもたちは少しずつその習慣が身についてくるようで、
「ここで打つと、こうなって……あ、ダメだな」なんて、つぶやきながら考える姿が見られるように。
この「三手の読み」を繰り返すうちに、自然と“よく考える力”=思考力が育っていくんだなぁと実感しています。
先を見通す力って、学校の勉強だけでなく、日常生活や人間関係にもつながる大事な力。

囲碁でそんな力が楽しく育つなら、まさに一石二鳥ですよね♪
年配者との対局で育まれる“聞く力”と“礼儀”

うちの子が囲碁を始めてから、「こんな経験、なかなかできないなぁ」と感じることがあります。
それが、年配の方との交流です。
普段、子どもが関わる年配の人は、じいじ・ばあばくらい。
でも囲碁教室には、地域の年配の方が多く通っていて、子どもたちと一緒に対局してくださるんです。
「この打ち方がいいよ」「うん、そこに置くのもアリだね」なんて、優しく教えてくれたり、
「頑張ってるね~!」と声をかけて、アメをくれたり(笑)。
最初はモジモジしていたわが子も、回を重ねるうちに自然とあいさつやお礼が言えるようになってきて、
“人の話をきちんと聞く力”や“礼儀正しさ”が、遊び感覚の中で身についているのを感じています。
こういうふれ合いって、囲碁ならではのあたたかさだなぁと、通わせてみて実感したことのひとつです。
通った見てわかった意外な効果とは

囲碁って、実は「自分に自信を持てるようになる」きっかけになるんです。
ある日、子どもに誘われて、私と夫で親子対局に挑戦してみたんですが……
はい、パパもママもあっさり惨敗(笑)。
それはもう、子どもたちはニッコニコで、
「パパ、まけたね〜!」なんて嬉しそうに笑っていました。
普段の生活では、大人のほうが得意なことが多くて、どうしても“教わる側”が多くなる子どもたち。
でも囲碁では、「自分のほうがうまくできる!」「勝てた!」という体験ができるんですよね。
この成功体験が、すごく嬉しかったみたいで、
その後も「また打とうよ!」と何度も声をかけてくれるようになりました。
最初は「囲碁って難しそう」と思っていた私たち親も、子どもに引っ張られる形でルールを学びはじめたのですが、正直けっこう難しい!
でも、そんな中でどんどん吸収して上達していく子どもたちの姿を見て、
「囲碁って、思考力だけじゃなくて、自己肯定感も育ててくれるんだな」と実感しました。

思いがけない効果に、親としてもうれしい限り♪

囲碁をやるなら読みたいマンガ
我が家が、囲碁を始めてから買ったおすすめの本をご紹介!
「伍と碁」が今アツい!

囲碁のマンガでイチオシなのが、「週刊ヤングマガジン」で連載中の囲碁マンガ『伍と碁(ごとご)』!
これ、シンプルにおもしろいんです!
囲碁のルールが分からなくても全然OK。
王道の青春ストーリーとしてとても読みやすく、囲碁初心者の私でも楽しく読み進めることができました。
物語は、自分では天才だと自負していた12歳の少年・恒星(こうせい)が、囲碁で初めての敗北を経験し、挫折を味わうところから始まります。
高校生になった彼が、もう一度囲碁の世界に戻り、リベンジを誓う展開がわくわくします♪
特に印象的だったのが、「囲碁界の藤井聡太になる!」という風に豪語する場面です。
囲碁って、将棋よりもちょっぴり地味でマイナーな印象があるけれど、だからこそ“今がチャンス!”という感覚。
私自身、「囲碁は穴場の習い事かも」と感じていたタイミングだったので、このセリフには妙に共感してしまいました(笑)
囲碁の世界をまったく知らない人でも、青春ドラマとして楽しめて、読み終わるころには「ちょっと囲碁やってみたいかも…?」と思えるはず。
気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

電子書籍でも読めますよ♪
王道の囲碁マンガ「ヒカルの碁」も読んでほしい

囲碁を始めるなら、絶対に外せないのがこの作品――『ヒカルの碁』!
わが家でも、子どもたちが囲碁教室に通い始めてから、「何か親しみやすくて、囲碁にハマれるような漫画ないかな?」と探していたんです。
そこで出会ったのが、『ヒカルの碁』。見つけてうれしくなって即、全巻大人買いしてしまいました(笑)。
物語は、小学6年生の進藤ヒカルが祖父の家の倉庫で古い碁盤を見つけるところからスタート。
なんとその碁盤には、平安時代の天才棋士・藤原佐為(ふじわらのさい)の霊が宿っていて、ヒカルに取り憑いてしまうんです。
囲碁のことなんて何も知らなかったヒカルが、佐為の影響を受けて囲碁の世界に足を踏み入れ、次第にその奥深さに魅了されていく――という成長ストーリー。
囲碁のことをまったく知らなくても、「そんな世界があるんだ」とワクワクできて、子どもと一緒に楽しめるのもこの作品の大きな魅力。
わが家では、娘と「どこまで読んだ?」「この人イケメンだよね♪」なんて話しながら、競争するように読みました。
囲碁をはじめたばかりの方にも、これから興味を持ってみたい方にも。
まずはこの『ヒカルの碁』を読めば、囲碁の世界の扉がぐっと開けてくるはずです。
📚 全23巻、一気にそろえる価値アリの名作です!
ヒカルの碁を一気読みするならコチラ!
「ルールの理解」もやっぱりマンガがわかりやすい!

子どもが囲碁教室に通い始めたのをきっかけに、「私も少しくらいルールわかってた方がいいよね?」と思って初心者向けの本を探し始めたんですが……
うーん、意外とどれも難しい! 専門用語が多くて、途中で何度も挫折しそうに(涙)
そんなときに見つけたのが、この「マンガで分かる囲碁入門」!

これが、とってもわかりやすいんです!
マンガでストーリー仕立てになっているので、サクサク読めるし、ルールもイメージで理解できるから、頭にすーっと入ってくる感じ。
しかも子ども向けにやさしく書かれているから、私みたいな囲碁初心者のママでも全然大丈夫◎
囲碁のルールを楽しく覚えるなら、最初の1冊はやっぱりマンガが一番!

親子で囲碁を始めたいご家庭におすすめです♪
初心者でも安心!始めやすい囲碁アイテム
初めて囲碁に触れる子どもに、おすすめのアイテムです。
アプリでルールを覚えよう
アプリで囲碁を気軽に楽しむのもいいですよ!
おすすめは日本棋院の公式アプリ『囲碁であそぼ!』!
我が家は、囲碁教室に通い始めてから、このアプリを見つけて、姉弟で競うように遊び始めました。
このアプリ、日本全国をめぐりながら、囲碁のルールを自然と覚えられる仕組み。
各地のご当地戦国武将の「家紋」を集めながらゲームを進めていくので、子どもも大人も夢中になりますよ♪
操作もかんたんで、囲碁が初めてでも安心。
しかも嬉しいことに、完全無料&課金ナシ!
囲碁教室に通うかどうか迷っていたら、まずはアプリで、楽しく囲碁の世界をのぞいてみるのもアリ♪
まずは9×9からはじめよう

囲碁といえば、19路盤(19×19マス)が基本ですが――
実は、初心者や子ども向けには9×9や13×13の小さめサイズの碁盤もあるんです!
我が家でも、まずは9×9の碁盤からスタートしました◎
マス目が少ないぶん、ルールがぐっとわかりやすくなって、子どもでもスムーズに楽しめます。
しかも、うちで使っている9×9碁盤は薄くて軽いタイプ。
だから、カバンにすっと入れてお出かけ先でも囲碁対局ができます♪
我が家ではおばあちゃんの家に遊びに行ったとき。
ちょっと手持ち無沙汰だな~というタイミングで、「囲碁やろ!」と子どもが言い出し、サッと取り出して家族でわいわい対局しました♪
手始めに小さな碁盤から始めると、初めての子でも「これならできそう!」と囲碁を始めるきっかけになってくれるかもしれません♪
まとめ
じっくり考える力が身につく囲碁、これからの時代にこそおすすめしたい習い事のひとつです。
最初の一歩に迷っていても、構えすぎなくて大丈夫!
始めてみれば、意外とすんなり馴染めるかもしれませんよ。

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