小学校受験でセロハンテープを使う課題が出たとき、
我が子がうまく切れずに悪戦苦闘する姿を見てハッとしました。
「テープを切る」なんて簡単だと思っていたけれど、
初めて使う子どもにとっては、コツをつかむまでが意外と難しいんですよね。
この記事では、我が家の体験を通して感じた「テープ練習の大切さ」と、
家庭でできる取り組み方をご紹介します。
なぜセロハンテープが小学校受験で大切なの?
小学校受験の制作課題では、セロハンテープを使う場面が意外と多いんです。
紙を立てて立体的に作ったり、台紙にしっかり貼りつけたり…。
この「ちょっとした作業」にも、実は子どもの手先の器用さや工夫する力が見られています。
制限時間があるからこそ、テープの扱いがカギに
制作には制限時間があります。
テープを上手に扱えないと、思うように貼れずに時間がかかってしまい、せっかくの作品が途中のまま時間切れ…ということも。
だからこそ、セロハンテープをスムーズに使えるかどうかは、完成度だけでなく、「すばやく作業を進められるかどうか」がカギになります。
貼り方にも「考える力」があらわれる
セロハンテープって、ただ貼るだけの道具に見えますが、実はそこにも「考える力」がしっかり表れます。
たとえば、紙の裏にわっかテープを作って貼れば、表面をきれいに仕上げることができますし、台紙に貼るときは、はがれてこないように貼り方を工夫することも大切。
さらに、ひもを台紙に貼るときには、間隔をあけて平行にテープを貼ると見た目もきれいになります。

こうした「ちょっとしたひと工夫」も、制作課題ではしっかりと見られているんです。
テープがうまく切れない原因
セロハンテープって、大人から見るととても簡単そうに思えますが、実は子どもにとっては地味に難しいんです。
テープを真下に引っ張って切ろうとする

まず一番多いのが、「テープを真下に引っ張って切ろうとする」パターン。
テープをビ〜っと引き出したあと、下にギュッと引っ張ってもうまく切れず、刃のギザギザだけがテープについてしまうこと、ありませんか?
実はこれ、「テープを斜めにピリッと引っ張る」という感覚がまだつかめていないことが原因なんです。
大人にとっては当たり前の動きでも、子どもにとってはなかなかすんなりいかないもの。
はじめのうちは、「こんなふうに斜めにピリッと引っ張るんだよ」と、実際に見せてあげると伝わりやすいですよ。
手のひらサイズのテープに慣れていない

家庭でよく使う「大きいテープ台」しか使ったことがないと、本番でいきなり「手のひらサイズのテープ台」を使うと、苦戦してしまうかも。
小学校受験の会場や幼児教室では、「手のひらサイズの軽いテープ台」が使われることも多く、両手をしっかり使わないと本体ごと動いてしまうんですよね。
この「両手で押さえる・引っ張る」という動作のバランスも、意外と難しいポイントです。

本番までに、「手のひらサイズのテープ台」も使い慣れておくと安心ですよ。
我が家で取り組んだ「テープ練習」
我が家ではまず、大きいテープ台と小さいテープ台、両方を用意しました。
大きいテープで“基本の動き”を練習

最初は、大きいテープ台を使って練習しました。
台がしっかりしているので、子どもが片手でテープを引き出しやすく、動きのコツをつかむのにぴったりなんです。
リビングの一角に小さな机を置き、「いつでも制作できるスペース」を用意して、そこに大きなテープ台を置き、すぐ使えるようにしておきました。
子どもが、折り紙や色画用紙を自由に貼ったり切ったりしているときに、テープがうまく貼れなかったら
「ここをもう少し斜めに引っ張ってみようか」
「端っこを押さえるとピタッとくっつくよ」
と、少しずつ声をかけるようにしていました。
小さいテープはお出かけバッグに常備!

小さいセロハンテープは、お出かけのときにもバッグに入れておくようにしました。
待ち時間やカフェでの休憩など、ちょっとしたスキマ時間にプチ工作ができるんです。
折り紙や小さな色画用紙を数枚セットにしておくだけで、どこでもミニ制作タイムに早変わり!
子どもが「今、作りたい!」と思った瞬間を逃さずに、楽しみながら手先を動かせるのがポイント。

外出先でも自然とテープの扱いに慣れていくので、一石二鳥でした♪
「わっかテープ」は数をこなしてコツをつかむ
「わっかテープ」とは、セロハンテープの端をくるっと丸めて輪(わっか)状にしたもののこと。
制作課題では、立体的な作品を作ったり、仕上がりをきれいに見せるために、「わっかテープ」を使うことがよくあります。
ただ、この「わっかテープ」、見た目よりずっと難しいんです。
我が家でも、子どもが小さな手で一生懸命くるっと丸めようとするものの、
手にペタッとくっついてしまったり、きれいな輪にならなかったりと、最初のうちはかなり苦戦していました。
でも、「あ、こういうのもすぐにはうまくいかないんだな」と受け止めて、
なるべく「できない」より「楽しい」気持ちが続くように意識しました。
親子で机にペタペタとわっかテープを貼って、
「これで10個目!」「今度は丸くできたね!」なんて言いながら地道に特訓しました。
まとめ

「できない〜!」と手にペタペタくっつけながら苦戦していたわっかテープも、回を重ねるうちに、いつの間にかスムーズに作れるように。
少しずつできることが増えていく姿を見ると、「あぁ、成長してるなぁ」とうれしくなりますよね。
最近は、100円ショップにもかわいいマスキングテープがたくさんあるので、気軽にテープ遊びに取り入れてみるのもおすすめです♪
おうち時間の中で楽しみながら慣れておくことで、本番でもきっと落ち着いて取り組めますよ。
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