小学校受験を決めると、避けては通れないのがペーパー学習です。「難関校に合格する子は1日100枚もやっている」という噂を耳にすると、実際にどれくらいの枚数を子どもにやらせるべきなのか不安になりますよね。果たして、そんなに多くの問題をこなせるのでしょうか?
本記事では、私たちが小学校受験を2度経験した中で見つけた、ペーパーの進め方をご紹介します。お子さんの成長に合わせた学習方法を見つけるためのヒントにしてください。
娘の場合:最初は手探りからの着実な成長
最初の頃は、毎日やる習慣はとくになく、どのようにペーパー学習を進めていけばいいか手探り状態でした。
年中の10月~2月:気まぐれペーパー学習
平日は気が向いたときに2~3枚やる程度。特に計画もなく、ゆるいペースでした。
年中3月~年長6月:模試の衝撃と日課の始まり
軽い気持ちで2月の模試を受けた結果、あまりの悪さに呆然…。その後、塾の先生に「4枚くらいでいいので、毎日やってください!」と言われ、「毎日やらないといけないんだ…」と反省。そこからは先生のアドバイスに従い、4枚やらせることに。
年長になってからは1枚増やし、5枚にしました。
年長7月:理解度アップで増量
娘のペーパーの理解度がアップしたことに伴い、毎日7枚に増やすことにしました。6月末に「少しずつ増えていくからね~」と予告していたので、意外とすんなり受け入れてくれました。
年長8月:一気に10枚へ!
一気に3枚増やして10枚にしました。この頃には、娘も「やらなきゃいけないものだ」という意識が高まっているのを実感しました。ただ、難しいペーパーにぶち当たると、「もうペーパーいやだ~!(泣)」と投げ出したりすることも。
私も必死でやらせようとしていたので、この時期は母子でよくバトルしていました…
年長9月~本番まで:ラストスパート!
ラストスパートに向けて15枚にしたいところですが、私もバトル疲れを感じていたし、娘にそれ以上の負担をかけるのは気が引けて、そのまま10枚をキープすることにしました。
それでも、毎日必ず10枚はやると決めて、取り組むことにしました。
息子の場合:経験を活かしたスムーズな取り組み
2人目のお受験って、こんなに楽なのかと感じるのは、ペーパーをやる雰囲気が当たり前になっていることです。息子は毎日5枚こなしていました。
年中の間:自分で調整する力を育む
要領の良い彼は、毎日5枚が課せられることを理解すると、自分でペーパーの量を調整するようになりました。できる日は多めにやったり、やりたくない日は翌日に回したりと、工夫しながら取り組んでいます。
「昨日6枚やったから、今日は4枚でいいんだ~♪」
「今日はやりたくないから、明日10枚やる!」
「明日の分までやっておきたいから、今日10枚やる!」

学習量を調整できる工夫に感心させられます。
年長~本番まで:経験を活かして無理なく進める
息子の受験では、夏期講習などの補修に一切お金をかけませんでした。その理由は、娘がやり残したペーパーが大量に残っていたことと、親としての受験ノウハウが蓄積されていたからです。この経験を活かして、息子の受験に臨むことに決意しました。
その代わりに、ペーパー学習は欠かさず毎日行うことを目標にすることに。毎日10枚を限度に、必ず実施することを心がけました。

息子のペースに合わせて、無理なくペーパーに取り組めました。
まとめ
2人のお受験を経験してわかったのは、「〇枚やらなければならない」という正解はないということです。私たちの家庭では、1日10枚を限度に取り組みましたが、結果として二人ともご縁をいただくことができました。
大切なのは、子どもの適性やその時の習熟度に合わせて、お子さんと一緒に話し合いながら進めていくこと。お受験の道のりは一人ひとり異なるので、無理なく楽しく取り組んでいきたいですね。
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