「そろそろ寝ようね!」と声をかけると、本を片手にベッドへ向かう子どもたち。
朝になると、昨夜の続きを読みたくて、本を抱えたままリビングへ降りてくる。
そんな姿を見るたびに、「本が好きになってくれたんだなぁ」と、しみじみとうれしくなります。
もともとは、毎晩の読み聞かせから始まったわが家の読書習慣。
幼い頃は「読んで!」とせがんでいた子どもたちが、いつの間にか自分で「読む!」ようになりました。
この記事では、「子どもに本を好きになってほしい」と願うママに向けて、
わが家の“読書が自然に日常に溶け込んだ過程”をお話しします。
寝る前は本を片手にベッドへ
保育園の頃、わが家では寝る前の読み聞かせが定番でした。
好きな絵本を4、5冊選び、時間の許す限り読んであげる毎晩。
小学生になった今、子どもたちの夜の過ごし方は少し変わりました。
それぞれの時間を楽しんだあと、「そろそろ寝ようね!」の声かけで本棚へ。
「今日はこれ!」と選んだ一冊を手に、ベッドへ向かいます。
布団に入ってページを開くと、部屋には紙をめくる音だけが静かに響きます。
「早く寝てほしいなぁ」と思いながらも、夢中で読む姿を見ていると、
つい電気を消すタイミングを迷ってしまうことも。
たまに「これ読める?」とお願いされることもあり、
「まだママの読み聞かせ、必要としてくれてるんだ♪」とうれしくなります。
読み聞かせの時間が、自分で物語を楽しむ時間へ——。
その変化を感じるたびに、「あの頃の積み重ねが、今につながっているんだな」と実感します。
▶ お受験期間中のわが家の読み聞かせ習慣はこちら
朝、本を小脇に抱えて起きてくる
「おはよう!」と元気に起きてくる子どもたち。その手には、昨夜読みきれなかった本やマンガがしっかり握られています。
寝室からそのままリビングへ降り、ソファに座ると、朝ごはんができるまで夢中でページをめくるのがいつもの光景。
「朝ごはんだよー!」と声をかけても、「あとこのページだけ!」となかなか食卓につかず、つい夢中になってしまうことも。でも、そんな姿を見ると、「本が好きになったんだなぁ」とうれしくなり、つい許してしまいます。
朝は、気を抜くとあっという間に過ぎてしまうもの。なんとなくテレビをつけていると、気づけばもう学校へ行く時間…なんてことも。
そこで、わが家では朝のテレビは15分程度にしています。NHKの天気予報とニュースをチェックするくらい。出かける前のわずかな時間を、本を読んだり、家族と会話をしたりと、有意義に過ごしてほしいと思っています。
テレビやYouTube、ゲームも本も同じように楽しむ
「テレビやYouTube、ゲームは1時間まで」——これがわが家のルール。私自身ゲームが好きなので、もう少しやらせてもいいかなと思うこともありますが、夢中になりすぎるとほかの楽しみを見失ってしまうかも、という思いから、時間を決めています。
そして、画面を見る時間が終わると、子どもたちは自然とほかの遊びに目を向けます。
そんな「ひまだな〜」という時間に、本と出会えるきっかけを作るため、私は図書館で子どもたちが興味を持ちそうな本をたくさん借りてきて、リビングの床にさりげなく並べておきます。すると、いつの間にか手に取って夢中で読みふけることも。
さらに、週末には家族でブックオフ巡りをするのもわが家の定番。本屋ではなかなかたくさん買えなくても、ブックオフなら思い切って大人買いできるのが魅力♪ 気づけば、4週連続で週末にブックオフへ行っていたこともありました。
こうして、ブックオフと図書館の合わせ技のおかげで、わが家にはいつも本があふれています。
本好きの子どもたちには最高の環境ですが、きれい好きなパパとしては、もう少し片付いたリビングが理想のよう。それでも、子どもたちのためと思って、大目に見てくれているみたいです。
まとめ

幼児期は読み聞かせが当たり前だった子どもたちも、
小学生になると自然と“自分で読む”ようになりました。
気づけば、読書がわが家の日常の風景に。
本との関わり方は成長とともに変わっていきますが、
一度「読む楽しさ」を知った子は、これからもきっと本を手に取るはず。
「読書のある暮らし」を続けていけるように、
これからも本がいつもそばにある毎日を大切にしていきたいです。




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