子供に小学校受験をさせようか考えているけれど、情報が少なくて何から手を付けていいのか悩ましいですよね。
本記事では、小学校受験を2度経験した我が家が、小学校受験を決める前に夫婦で確認しておきたいことについてまとめました。
子育ての方針について
小学校受験を決めたのはママでしょうか。それともパパ?
いずれにしても、夫婦で最初から意見が一致しているのはおそらく少数派です。
まずは夫婦間で、同じ方向を向くことから始めたいですね。
今までの子育てを振り返る
夫婦で今までの子育てについて振り返る時間を設けてみるのもいいかもしれません。
小学校受験を決意する前まで、共働きの我が家の関心ごとは、もっぱら子供を認可保育園に無事入園させること。他の事はおろそかになりがちでした。
妊娠中から保活を進めたり、保育園に入園させる点数稼ぎのため、身体はきついけど時短の仕事をフルタイムに変更したりと、毎日必死でした。
今までの子育てを振り返る良い転機となったのは、子供二人を無事に認可保育園に入園させ、小学校受験が視野に入ってきたときです。
それまでの子育てを振り返って、なんとなく適当に慌ただしく過ごしていた日々を夫婦で反省。「せっかくなら濃密で楽しい毎日に変えていきたいよね!」と前向きに動き出すことができるようになりました。
これからの子育ての軸を話し合う
今までの子育てを振り返ったら、これからのことについても夫婦間で共有しておきたいですね。
夫婦で改めて話し合いの場を設けると、なんとなく「こう思っているだろう」と考えていたことが意外と違っていたり、大切に思っていることは似通っていたりと、新しい発見もあって楽しいですよ。
夫婦だけで話し合って折り合いがつかない場合は、「幼児教室の先生と面談する」という方法もあります。第三者の意見がよいカンフル剤となることもあるので、夫婦の話し合いのきっかけづくりにおすすめです。
我が家の場合、ママからの情報をスルーしがちなパパでしたが、同じ情報でも幼児教室の先生からだと素直に聞き入ってくれるということが判明。それからは模試結果後の先生との面談は、必ず夫婦同伴でいくようにしていました。
些細な疑問も不透明にしておかない
我が子に行かせたい学校は通える範囲にあるのかどうか。
その学校は、我が子をお任せしても大丈夫な学校なのかどうか。
その学校に何を期待するのか。
なぜお受験をしてその学校に行かせたいのか。
公立の学校ではどうしてだめなのか。
湧いてきた疑問については、あとから問題にならないように都度、夫婦で話し合ってクリアにしておくといいですね。
費用面について
小学校受験を決断するにあたって無視できない費用の問題です。
小学校受験にかかる費用
小学校受験は、必ずしも幼児教室に通う必要もなく、考え方次第で費用をおさえようとすることは可能です。
どこまでお金を出すのか、あらかじめ夫婦で決めておくと後でもめないですよ。
我が家は、毎月の幼児教室にかかる費用や模試代は「必要経費」として支出することにしました。
そのかわり節約した部分は「体操教室」や「絵画教室」「工作教室」などの費用。
「家でできることはなるべくお金をかけない」という方針を夫婦で一致させました。
入学後のシミュレーション
入学後にいくら費用がかかるのかは、小学校受験を決断するにあたって重要な懸念事項ですよね。
受験する学校は毎年いくらかかるのかあらかじめ調べておき、支出可能かどうかをぜひ夫婦でシミュレーションしてみてください。
我が家の場合、エクセルを活用して「この支出を削ればなんとかやっていけるな」とか「最低限このくらい稼いでいれば大丈夫かな」「高校まで塾通いをしなければいけるかも?!」などとあれこれ数字を動かして計算していました。
仕事の合間だったり(時には仕事中にも)ふと気になったとき、いろいろなパターンを考えてシミュレーションしていました。
やりくりするのにもっと知識が必要だと考えて、FP2級の資格も取得しました。
資格を取得したことで自信がついて、お金の不安を取り除くことに役立っています。
協力体制について
小学校受験で合格を勝ち取るためには、家族一丸となって取り組む必要があります。
そのための協力体制を明確にしておきたいですね。
幼児教室の送迎
幼児教室に通う場合、送迎はどうするのか、ママだけ(パパだけ)に負担がかからないように双方で話し合っておきたいですね。
我が家のおすすめは「夫婦交代で送迎する」こと。
その理由は「小学校受験対策をパートナー任せにしないため」です。
幼児教室で授業を受けた後、保護者向けに「マザーリング」と呼ばれる時間が設けられていることがあります。「マザーリング」では、その日の授業の説明や家庭での取組み方のアドバイスを行ってくれたり、「●●小学校でこの問題がでました」などの情報提供を行ってくれたりします。
これらの情報を直接聞くか、パートナーから又聞きで聞くかは、情報の受け止め方に雲泥の差があります。当然ながら先生から直接聞く方が理解が深まりますよね。
我が家では幼児教室から帰ってくると、得た情報を必ずその日のうちに共有するように心がけました。送迎する方は、帰ってからパートナーに詳細を伝えなければいけないので、おのずと先生の話を真剣に聞くことになります。メモの取り方にも力が入ります。
普段の生活の見直しと役割分担
小学校受験を視野に入れたら、今までの生活の見直しをしてみてください。
でもすごく大変なことをやり始めるわけではなく、大切なのは「普段の生活を整えること」です。
子供が自分の事は自分でできるように、上手に促してあげられるようしたいですね。
「お手伝いやペーパーに関しての声がけはママ」「巧緻性や運動についてはパパ」など、大まかな役割分断ができていると、負担が偏らずに夫婦間で協力しやすいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
小学校受験は情報も少なく不安も多いもの。
事前にざっくりとでも話し合いを進めておくことで、意識のすれ違いも減らすことができるのではないでしょうか。
夫婦間でもめることなく、小学校受験対策を明るく前向きに進めていきたいですね。
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