宿題が山積みなのに遊びたがる子どもにため息をつくママへ。「ありがとう」のひと言が、子どもの心を動かすきっかけに。毎日のちょっとしたコツで、楽しく宿題に向き合える方法をお伝えします!
「やりなさい」よりも「ありがとう」
「宿題やったの?」「いつやるの?」と問い詰めるばかりではなく、「やってくれてありがとう」と伝えることが、実はとても効果的かもしれません。
長期休みの最終日、ふと気づくと、算数の問題の丸つけをすっかり忘れていました。確認してみると、全問正解とはいかず、直しが必要な問題がたくさん…。
せっかく早めに取り組んでいたのに、最終日にバタバタと直し作業が始まり、思わず「ごめんね!」と謝ると、娘からは「全然いいよ!」と意外な優しいひと言が返ってきました。
その後、娘は真剣に間違い直しをし、全ての作業が終わったときには「ありがとう!」と感謝の気持ちを伝えました。娘はご機嫌で自分の部屋へ向かい、その後ろ姿に、確かな成長を感じた一日でした。
ほんの少しの感謝や励ましの言葉が、子どもにとって前向きに動き出す大きな力になる――そんなことを改めて実感しました。
毎日の習慣が育む子どもの自立心
小学校受験のときに毎日ペーパーに取り組んでいた習慣が、今では「帰宅したらまず宿題をする」という自然な流れに繋がっています。
先日、田舎から遊びに来たおばあちゃんに留守番をお願いした日、私が帰宅すると、うれしい知らせがありました。
「私、何も言ってないのにね、子どもたち、帰ってきたらおやつを手にして、すぐに宿題を始めたのよ!びっくりしたわ!」と、おばあちゃんも驚いた様子で話してくれました。
日々の小さな積み重ねが、ママがいなくても子どもたちが自然と宿題に取り組む力になっていると感じ、改めて習慣の大切さを実感しました。
毎日のささやかな積み重ねが、子どもたちの自立心や成長につながっています。習慣になるまでは大変ですが、比較的ママの言うことを素直に聞いてくれる低学年のうちに、「当たり前にやる」という感覚を身につけておくと安心ですね。
子どものペースを尊重した声かけ術
宿題への取り組み方は、親が一方的に「やりなさい」と命令するよりも、本人にやり方を尋ね、対話を重ねることで、子どもも素直に取り組んでくれることが多いものです。
我が家では、まず「今日は宿題いつもより多いの?」と様子を聞いてみます。「多いんだ…」と言われたら、「じゃあ、簡単なものから始めてみるのはどうかな?」と提案したり、「どれどれ、見せて!一緒にやろう!」と明るく声をかけて、対話を通じて宿題を促すようにしています。そして終わったら、「おつかれさま!」とねぎらいの言葉も忘れずにかけています。
また、疲れていてやる気が見えないときには、「夕飯までには終わらせてほしいけど、何時から始められそう?」と空気を読みながら、やんわりと尋ねるようにしています。
こうして子どものペースを尊重しながら接することで、宿題も前向きに取り組んでくれるようになるのではないでしょうか。
まとめ
焦らず、少しずつ。宿題に向き合うその時間は、子どもの成長を感じるかけがえのないひとときです。「今日も頑張ってくれてありがとう」と声をかけながら、親子で少しずつ成長を感じていけるといいですね。
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