お受験の問題で「この道具の名前は?」「働く人と道具を線で結びなさい」といった設問を見たとき、焦ったことはありませんか?普段から見慣れている道具やお店、働く人の知識は、実は小学校受験でも大切なポイント。でも安心してください!日常生活を少し工夫するだけで、楽しく学びながらお子さんの知識をぐっと深めることができます。本記事では、身近な道具や働く人について、無理なく楽しく覚える方法をご紹介します。
日常の道具で身につく常識力
たとえばキッチン道具。おたま、まな板、泡だて器などの名前を聞いて、我が子はすぐにイメージできますか?普段からお料理のお手伝いをしているお子さんなら、なじみがあるかもしれませんね。
しかし、我が家では少し違っていました。娘はよく料理のお手伝いをしてくれていましたが、私はつい「これでかき混ぜるよ」や「アレ取って」といった曖昧な言い方をしてしまい、肝心の道具の名前を教えていなかったのです。その結果、ペーパー問題で間違えてしまい、反省しました。それからは、「このおたまですくうよ」「まな板の上で切ろうね」といった具合に、道具の名前を意識的に伝え、何度も繰り返して覚えてもらうよう工夫しました。
同じように、掃除道具も覚えておきたいものの一つです。たとえば、ほうき、雑巾、ちりとりなど。娘の場合、ほうきは覚えられても、ちりとりがなかなか出てきませんでした。そこで玄関の掃除をお願いするときに、「ほうきとちりとりでお願いね!」と具体的に声をかけるようにしました。こうすることで、少しずつ道具の名前を覚えられるようになりました。
スーパーでは体験できない!個人商店で広げる子どもの知識
八百屋さんに売っているものに〇を、金物屋さんに売っているものに△を、文房具屋さんに売っているものに×を、肉屋さんに売っているものに□をつけなさい
今ではスーパーで何でもそろう時代なので、八百屋さん、文房具屋さん、金物屋さんといったお店の名前さえ知らない子どもも珍しくありません。だからこそ、我が子を積極的に個人商店に連れて行き、実際に見たり買い物をしたりする体験をさせてあげることが大切です。
特に金物屋さんは、普段の生活ではあまり行く機会がない場所の一つ。意識して訪れないとなかなか触れるチャンスがありません。
ちなみに、金物屋さんに置いてある「釘」「かなづち」「カンナ」などは、小学校受験のペーパー試験で頻出のアイテムです。実物を見たり触れたりすることで、知識が深まり、受験対策にも役立ちますよ。
「働く人」と「道具」を楽しく学ぼう!
小学校受験では、「働く人」とその仕事道具を結びつける問題が出ることがあります。
例えば次のような組み合わせです。
- 郵便ポスト・お手紙 ☞ 郵便屋さん
- 消防車 ☞ 消防士さん
- 聴診器・注射 ☞ お医者さん
- パトカー ☞ 警察官
- フライパン ☞ コックさん
- カンナ・かなづち ☞ 大工さん
でも、普段からそういった人たちや道具に触れる機会が少ないと、パッと答えられないこともありますよね。
例えば、「お医者さんはお腹の音を聴くときに聴診器を使うんだよ」って教えてあげるだけで、子どもの記憶に残りやすくなります。日常の中で見つけた働く人や道具について、「あれは〇〇って言うんだよ」と気軽に伝えるのがコツです。
さらに、実際に見た後で絵本や図鑑を一緒に開くと、もっと印象が深まります。「大工さんが使うのはかなづちとかカンナだよね」と親子で話しながらページをめくれば、自然と興味が広がっていきますよ。
こうした取り組みは、受験対策になるのはもちろん、子どもの「なんで?」「どうして?」という好奇心を育てるきっかけにもなります。親子でいろんな道具や働く人を知る時間、楽しんでみませんか?
まとめ
日常のちょっとした体験が、実は受験に役立つ大きな一歩になるんです。お店で実際に見たり触れたりしながら、物の名前や使い方を覚えていくことは、楽しい学びの時間です。自然に知識を増やしていけるようにお子さんと一緒に、毎日を楽しみつつ進めていけるといいですね。
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