新年は、1年後のお受験本番に向けた土台作りを始めるチャンスです。焦らずに少しずつ準備を進められる1月だからこそ取り組みやすい工夫や、習慣づくりのヒントをご紹介します。
お正月行事で楽しく学ぶ準備
お正月には、たくさんの行事がありますね。お正月のご挨拶から始まり、おせちやお雑煮、お屠蘇、お年玉、門松、初詣、福笑い、コマ回し、羽根つき、鏡開き、七草がゆなど、盛りだくさんの行事が目白押しです。
こうして見ると、本当に忙しい時期ですが、受験に向けた大切な季節行事でもあるので、張り切って取り組みたいところです。
我が家では、お受験対策を始める前は、おせち料理も適当にお皿に並べるだけでしたが、今では重箱にきちんと詰めるようにしたり、鏡開きのためのお餅を準備したり、初詣にもおっくうがらずに行くようになりました。それまでの適当なお正月とは一変して忙しくなりました。
でも、お正月行事にまつわることは、やってみると意外と楽しいものです。親が楽しんでやれば、その気持ちはきっと子どもにも伝わりますよ。家族全員で参加すれば、素敵な思い出になること間違いなしです♪
正月遊びは良い行動観察の練習になる
正月遊びの時間も行動観察の練習にあててみるのはいかがでしょうか。みんなで遊ぶとき、譲り合ったり話し合ったりする力がとても大切です。「自分が先に!」という気持ちを少し我慢して、「一緒にやろう!」と友達に声をかけられるような子どもは、受験でも好印象を持ってもらいやすいようです。
遊びの中で自然にこうした姿勢が身につくと、きっと将来にも役立つ力になるはずですよ。
すごろく遊びで数の認識と計算力をきたえる
すごろくはシンプルな遊びですが、さまざまな能力が身につく奥深いゲームです。楽しく遊びながら、お受験に役立つ力も鍛えられるので、お正月をきっかけにお受験期間を通して日々の遊びに取り入れたいですね。
小学校受験では、サイコロに関する問題がペーパー試験によく出題されます。たとえば、「この紙をサイコロの形に組み立たら、クマの絵はどこにくるでしょう?」といった展開図を問う問題や、「サイコロの4の反対側はいくつかな?」といった、向かい合う面の目を足すと7になるルールを使った問題など、多角的な視点でサイコロを理解する力が求められます。
サイコロの仕組みをよく理解するためには、画用紙などでサイコロを手作りしてみるのもおすすめです。我が家では、数字の代わりに動物の絵を描いてアレンジして楽しみました。すごろく遊びの中で、いろいろな色や大きさのサイコロを作ってみるのも楽しいですね!
かるた取りで記憶力を養う
かるた取りは、子どもが楽しみながらさまざまな能力を伸ばせる遊びです。
読み上げられる言葉をしっかり聞き取る集中力や、札の位置を覚える記憶力が鍛えられます。小学校受験では、「見る記憶」や「お話の記憶」など、記憶力を問う問題がよく出題されるため、かるた取りはその対策にもぴったりです。
また、思うように札が取れなかったり、他の人に先を越されたりしたときに感じる悔しさを乗り越える力や、我慢強さも身につきます。お受験本番に向けたメンタルの強化にもつながりますね。
まとめ
新年を迎え、1月からの準備が成功のカギを握ります。お正月の行事を楽しみながら、受験に必要な力をしっかりと身につけていきましょう。1月はスタートダッシュの絶好の機会です。子どもと一緒に、家族みんなで頑張る気持ちを大切に、前向きに進んでいきたいですね。
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