小学校受験を意識し始めると、気になってくるのが「習い事、どうする?」という問題。
体操教室、絵画教室、ピアノ、英語…受験に役立つといわれる習い事はたくさんあります。でも、初めての受験で、すべてに手を出すのはなかなか難しいのが本音ですよね。
本記事では、我が家が「幼児教室一本」にしぼって受験対策をした体験をもとに、シンプルでも効果的だった工夫をご紹介します。手を広げすぎない選択が、結果的にわが子のペースに合っていたと感じています。
我が家が幼児教室だけにしぼった理由

初めてのお受験で「余裕がなかった」のが正直な気持ち
初めての小学校受験。
右も左もわからない中で、「あれもこれもやらなきゃ」と手を広げる余裕なんて、正直ありませんでした。
共働きのわが家にとっては、習い事をいくつも掛け持ちするのは現実的ではなく、自然と“数をしぼる”という選択に。
幼児教室は、土曜日の午前中だけと決めて通いました。
午後は、家族でお出かけしたり、ゆっくりおうちで過ごしたり、公園で思いっきり遊んだり。

子どもにとってリフレッシュできる時間も大切にしていました。

周りのお友達は習い事をしていたけれど…
幼児教室に通っていると、体操教室や絵画教室など、複数の習い事をしているお友達がたくさんいました。
そうしたお話を聞くたびに「うちも何か始めた方がいいのかな」と悩むこともありました。
それでも我が家は「まずは幼児教室で教わったことを、家庭でしっかり復習する」ことに集中する道を選びました。
受験準備は、家庭のスタイルや子どもの性格によって合う形が違うもの。
周りに流されず、我が家なりのペースを守ることが、結果的にわが子にとっても安心できる環境づくりにつながったと感じています。
「家でできること」に集中!我が家の受験対策
我が家が家で取り組んだ、シンプルなお受験対策をお伝えしますね。
運動対策は公園と室内あそびでカバー
「運動系の習い事、やっぱり始めたほうがいいのかな…?」
小学校受験を意識し始めると、体操教室に通っているお友達の話を耳にして、つい焦ってしまうこともありますよね。
でも実は、運動対策はお金をかけなくても、日々の遊びの中で十分にできるんです!
我が家は体操教室には通わず、身近な公園や家の中で工夫しながら運動力を伸ばしてきました。
大切なのは、子どもが「楽しい!」と思える環境をつくること。
▶︎【体操教室に通わず合格!】我が家の運動対策の工夫と遊びアイデアはこちらの記事で詳しくご紹介しています♪
絵画は家で“特訓”スタイル

我が家では、『小学校受験で合格するための絵の描き方』を購入し、保育園から帰ったら「今日は絵の練習の日」と決めて、親子でコツコツ取り組んでいました。
DVDが付いているので、お子さんと一緒に映像を見ながらマネして描くだけでOK♪
小学校受験のために、合格する絵をかかせたいけど、どうやって教えていいか全くわからなかった私ですが、「これなら教えられるかも」と安心して取り組めました。
絵画に苦手意識がある方、どう進めていいか分からない方には、ぜひおすすめしたい1冊です。
あともう一つ、我が家ではEテレの人気番組『ノージーのひらめき工房』からヒントを得て、遊び感覚で見立て絵に取り組んでいました。
お受験対策だと気づかせないくらいの気軽さで、楽しく取り組めるといいですね♪
巧緻性は遊びながら楽しく!取り組みやすい環境づくりも大切
小学校受験でよく出題されるのが、「巧緻性(こうちせい)」に関する課題。
これは、手先の器用さや作業の丁寧さをみる分野です。
一見むずかしそうに感じるかもしれませんが、実はこの巧緻性、遊びながら楽しく伸ばすことができるんですよ♪
大切なのは、「お勉強っぽくしない」こと。
子どもが「これやってみたい!」「もっと作りたい!」と思えるような、自然と手を動かしたくなる環境づくりがポイントです。
▶︎「巧緻性を無理なく楽しく伸ばせるヒント」について、こちらの記事でご紹介しています。

「幼児教室+家庭学習」で乗り切ったシンプル受験術

幼児教室から得る情報は、本やインターネットでは得られない小学校受験に役立つ生の情報が満載!
もれなくメモして、家で実践することが大切です。
幼児教室で学んだことを家で反復
ペーパー問題の考え方や教え方のコツ、人物画を描くときのちょっとした工夫、模倣体操の評価ポイントなど、幼児教室の先生からは、プロならではの視点でさまざまなアドバイスがもらえます。
「こんな難しい問題、どうやって子どもに教えたらいいの?」と途方に暮れていた私も、「なるほど、これなら幼児にも伝わりやすい!」と目からうろこ。納得の連続でした。
先生の話をせっせとメモして、家に帰ったらさっそく実践。
子どもがつまずいた問題や、知らなかった語彙は手帳に記録しておきます。
我が子がどこで悩んでいるのかを見極め、知らない言葉があれば日常会話にさりげなく取り入れる。

難しい問題は、決して自信を失わないように、根気強く丁寧に教えることを意識しました。
無理なく、コスパよく取り組めた家庭の工夫
幼児教室で出された宿題は、あらかじめ2セットほどコピーしておいて、毎日のペーパー学習に取り入れていました。
市販の教材をたくさん買い足すことはせず、教室で実際に取り組んだ内容を、くり返し何度もやってみるスタイルに。
すでに一度やった課題なので、子どもも取り組みやすく、内容の理解もしっかり深まります。
この方法は、我が家にとって無理なく続けられて、コストパフォーマンスのよい取り組み方でした。

まとめ:迷ったときは「自分たちに合うやり方」を

習い事をどうするか迷ったときは、「わが家にとってちょうどいい」を大切に。
我が家の場合は、あれもこれもと詰め込まず、限られた時間の中でできることに集中することで、子どもものびのび取り組めました。
受験は長丁場。
家族のペースを大切にしながら、できることを一つずつ、がんばっていきたいですね。

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