季節を覚えるのって、一見簡単そうですが、実は子供にとって意外に難しいもの。でも、楽しみながら自然と身につけられる方法があるんです。私は二度の小学校受験を経験し、特に季節の行事や風物詩が、子供の理解を深める大切な要素だと実感しました。
実際に体験したことは、感覚や思い出と結びつくため、子供が自然に記憶しやすくなります。この方法で、楽しみながら学び、季節を確実に覚えていく姿を見てきました。
本記事では、私が実践してきた家庭でできる季節の覚え方をお伝えします!
体験と知識を結び付ける
体験したことは、記憶しやすい
幼児が季節を理解するには、何よりも心に残る体験を通じて学ばせてあげることが大切です。
我が家では、季節ごとの行事を大切にし、派手に盛り上げて楽しんでいます。
子供の日には、菖蒲を用意して菖蒲湯に入る。
お正月には、子供とおせちを手作り。
節分には、子供と恵方巻を手作り。玄関にはひいらぎいわしを飾って。
こんなふうに、伝統をしっかり取り入れて、一年を通じてそれぞれの季節行事を思い切り楽しむことで、子供たちが季節を体で感じ、自然に理解していくのを実感しています。
トイレに季節のポスターを貼る
ただ体験させるだけでは、「楽しかった~」で終わってしまうことが多いですよね。
そこで、もうひと工夫!
季節ごとの手作りポスターを作って、トイレに貼っておくんです。
「手作り」というのがポイントで、市販のものよりも子どもが愛着を持って見てくれるんですよ。
虫と向き合う
もともと虫が嫌いではなかった私ですが、子供と一緒に受験対策をする中で、虫と向き合う日々を過ごしていました。
ホタルを見に、郊外へおでかけしてみては?
ホタルは、なかなか近所で見かけることがないですよね。
でも、これをきっかけに、ホタルが見られるスポットに家族で出かけてみてはいかがでしょうか?
普段はわざわざホタルを見に行くことって、なかなかないですよね。でも、小学校受験の準備を通じて出かけた夜のホタル観察は、子どもたちにとって忘れられない体験になりました。
幻想的に夜空を飛び交うホタルに、子どもたちは大興奮!
実は、私自身も大人になってから初めてホタルを見たのですが、その美しさに感動しました。
カブトムシ・クワガタムシは鉄板!
お店で購入してもいいのですが、できれば実際に捕獲したいところ。
「どんな木なら見つかるかな?」「どの時間帯なら見つかりやすいかな?」などと、子供と一緒に考えるのも楽しいですし、たいてい夜や朝早い時間帯に捕まえに行くことになるので、非日常体験として子供の記憶にも残りやすいです。
かたつむりを飼う
正直、かたつむりはあまり得意じゃないんです…。
でも、娘が目を輝かせながら大きなかたつむりを捕まえてきて、「この子、飼う~!」と言われると、つい断れず…。
でもかたつむりを飼う経験は、梅雨の時期を印象付けるには最適です。
実際に触れ合うことで、梅雨をより深く印象付けることができ、季節対策にも役立ちます。
セミの羽化を観察したい
夏の夕方、セミは土から出てきて木に登り、羽化を始めます。
この羽化の観察は、子供にとって貴重な体験になること間違いなし!
我が家では、毎年夏になると保育園から帰ってきて、網を持ってセミ探しに行くのが習慣になっていました。
最初は網を使っていた私も、やがて素手でセミを捕まえられるように。これもお受験パワーのおかげですね!
トンボをたくさんつかまえたい
私は子どもの頃から、トンボを捕まえるのが得意でした。
今でも素手で捕まえて、子どもにドヤ顔で渡すのが定番!
親子で「どっちがたくさん捕まえられるか」競争しながら楽しんでいます。
そして、ふと「赤とんぼ」を歌って、秋の雰囲気を演出するのもお決まりです。
すずむしを飼って音色に酔いしれる
近所の公共施設からもらってきた10匹ほどのスズムシ。
「りーん、りーん」とかわいく鳴いてくれて、すごく秋らしい雰囲気が楽しめます♪
ちゃんと育てれば、翌年も卵が孵化して、毎年素敵な音色を聞かせてくれますよ。
ただし、孵化したばかりのスズムシはとても小さくて、まるで大量のダニが発生したように見えるのがちょっと気持ち悪い…。さらに、大きくなると、見た目がゴ〇〇リみたいに黒光りしてくるのも少し苦手かも…。
果物と向き合う
我が家は味覚狩りが大好き♡
春はいちご狩り、夏はもも狩り、秋はぶどう狩り、冬はみかん狩りと、一年中楽しんでいます。
美味しい記憶は、ずっと心に残りますね♪
さらに、味覚狩りに加えて、田植えや稲刈りの体験も、季節を感じられる素晴らしい経験です。
植物と向き合う
定番の季節の草花や野菜を育てて観察する
毎年、我が家の庭ではさまざまな植物や野菜を育てています。
春はチューリップ、夏はひまわりやアサガオ、秋はコスモスが咲き、庭を彩ります。
冬になると、お花屋さんでポインセチアやシクラメンを買ってきて、季節感を演出。
また、庭に植えたピーマンやナス、トマトなどの野菜は、子供と一緒に収穫するのが恒例行事!
毎年、たくさんの楽しみが詰まっています。
公園にはいくときには、ミニ図鑑を持ち歩いて
子どもたちが公園から摘んできたさまざまな雑草や花々を、花瓶にさしたり、押し花にしたりして楽しんでいます。
花の名前がわからないときには、「散歩の草花図鑑」を使って調べるのが定番。
この図鑑は文庫サイズで持ち歩きに便利なので、公園へ行くときはいつも携帯しています。
それでもわからないときは、スマホで写真を撮って検索することも。
子供と外を散策していると、すぐには名前がわからないようなさまざまな草花が生えていることに気づかされます。大人にとっても、こうした発見は勉強になります。
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まとめ
季節の問題は、家庭でどれだけ季節の行事を大切にし親しんでいるかが問われています。
その季節にしかできないことを、取りこぼしなく楽しむ意欲が大切!
体験を通じて、子供たちは自然と季節の感覚をつかんでいきます。
小学校に入学すると、次第に親子で過ごす時間が減ってくるのが事実。
この時期だからこそできる、親子の貴重な思い出をたくさん作りたいですね。
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